人気ランドセルメーカーの土屋鞄(かばん)製造所(東京都足立区)は31日、来年春に入学する子ども向けに3月1日から発売するランドセル全52種類を発表した。理想のランドセルを求める「ラン活」は年々過熱するが、今年の注目トレンドは「多様化」「ジェンダーレス」に加え「軽さ」だという。
東京都中央区で行われた発表会にはディープレッドやネイビー、カーキなど約40色のランドセルが並んだ。同社によると、「男の子は黒、女の子は赤」という固定観念がなくなり、好みの多様化と多色化が進んでいるという。
小川裕一朗・ランドセル事業企画部長は「多様化の背景には、子どもの個性を認めたい、伸ばしたいという心理があり、ジェンダーレスの波が来ている」と説明する。
来年度入学向けの販売価格は6万~10万円台。店舗と同社の電子商取引サイト(https://tsuchiya-randoseru.jp)で販売する。同社は1965年創業で、ランドセルは全て職人による手作りという。
2021年から「自由な色選…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル