(悩みのるつぼ) 相談者
20代女性、就職活動中の学生です。何不自由ない生活を送っています。愛ある両親の元で、恵まれた教育環境で育ちました。就活も頑張ればきっと、それなりの会社に入ることができると思います。でも将来のことを思うとゾッとします。
私はこのかた、自分なりではありますが、頑張って生きてきました。小学生の頃から中学受験の勉強を心身が壊れるまで自分を追い込んでやり、難関校に入りました。入学後もレベルの高い仲間たちに置いていかれないように、様々なことにチャレンジしました。
苦心して有名私立大学に入学した後も、無駄な4年間にならないようにと、学業、サークル、バイト、インターン、友人づくり、恋愛、と頑張ってやってきました。それなりにその成果は現れ、その事実には満足しています。でも、楽しかった経験はありましたが、それは思い出の中の割合としては小さく、ほとんどはなんとなくつらかった、という感覚です。
今就活という社会に放たれる直前のタイミングになって、結局はこれからも頑張って生きて行かなければならないのだと気づきました。いつごろまで頑張れば、自分自身に納得し、周囲との比較をやめ、生きやすくなるのでしょうか。それとも人生とはずっとそういうものなのですか。先生方から何か喝やアドバイスをいただきたいです。
回答者 文筆業・清田隆之さん
相談文には相反する要素が同居しています。「何不自由ない生活」なのに「生きやすく」ない。「満足」いく「成果」を残してきたのに「自分自身に納得」できていない。相談者さんはなぜこのような状態になっているのでしょうか。
例えば受験勉強には課題と目標…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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