労働局文書を公園で発見、500人の個人情報 保存期間過ぎ廃棄予定

根津弥

 宮城労働局は12日、約500人分の個人情報が記された文書が仙台市内の公園で見つかったと発表した。保存期間を過ぎた廃棄予定の文書だった。今のところ個人情報が悪用されたとの報告はないという。

 昨年5月にも廃棄したはずの文書が市内の公園で見つかっており、仙台東署が窃盗容疑で捜査している。

 同局によると、文書は2014年度に賃金不払いなどの労働相談の内容を記録したもの。約500人分の氏名や勤務先、住所などが1冊のファイルにとじられていた。21年3月に廃棄したと記録されていたが、今年1月5日朝、市内の公園を訪れた人が見つけて同局に連絡し、流出が発覚した。

 同局では廃棄の際、職員が対象のファイルに印を付けていた。見つかったファイルには印がなく、業者に渡る前に流出した可能性が高いという。総務課は「関係者にご迷惑をおかけし、申し訳ない」としている。(根津弥)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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