【動画】愛知県警岡崎署の留置場で勾留中に死亡した男性の父親が憤りを口にした=良永うめか撮影
「警察に殺されたと思っている」
愛知県警岡崎署の留置場で勾留中の43歳の男性が死亡した問題。ベルト手錠と捕縄で裸のまま拘束、拘束はのべ140時間以上、複数の署員による暴行、持病だった糖尿病の薬の投与の失念……。署が不適切な対応を繰り返した疑いが強まっている。男性の父親(71)は朝日新聞の取材に憤りを口にした。
男性は2017年ごろから精神疾患を発症し、障害者手帳も保有。昨春ごろに仕事に就き、今年10月からは一人暮らしをはじめた。
「留置場で暴れて、飯も食わんのですよ」。父親は署員からの電話で男性が公務執行妨害容疑で逮捕されたことを知った。11月28日のことだ。この3日前から男性と連絡が取れなくなったため、県警に捜索願を出していた。
暴れる原因を察した父親は「息子は精神疾患の持病がある。入院させて治療してほしい」と訴えた。だが、署員は「勾留中は入院させず、そのまま留置場に入れる」とにべもなかったという。男性の生活を支援してくれる社会福祉法人などを通じて改めて入院治療を求めたがかなわなかった。
今月4日午前、男性がこの日…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル