勾留中に男性死亡 糖尿病の薬を与えず、100時間超の身体拘束も

 愛知県警岡崎署の留置場で4日に勾留中の無職男性(43)が死亡する事案があり、男性が糖尿病の基礎疾患があると申告したにもかかわらず、署が医師の診察を受けさせず、薬も与えていなかったことがわかった。県警は署の対応に法令違反の疑いもあるとみて調査を進める一方、男性の死亡との因果関係の有無なども捜査する。

 留置場でのルールを定めた刑事収容施設法は収容者が病気にかかっていたり、その疑いがあったりすれば警察側は「速やかに医師による診療を行い、必要な医療措置をとる」と定めている。署の対応はこの規定に違反した恐れがある。

 警察関係者によると、亡くなった男性は公務執行妨害容疑で逮捕され、同署の留置場に11月下旬から勾留された。大声で叫ぶなどしたために同月末から留置場内の保護室に隔離。保護室でも暴れて自ら裸になるなどしたためベルト型の「手錠」で両手を、「捕縄」で両足をそれぞれ拘束したという。

 今月4日午前4時35分ごろ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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