勾留中のベトナム国籍の男性死亡 茨城・下妻署「適切な対応取った」

西崎啓太朗

 茨城県警下妻署は4月29日、出入国管理法違反(不法残留)の疑いで逮捕し、署で勾留していたベトナム国籍の男性(29)が死亡した、と発表した。死因は不明としている。

 署によると、29日午前7時半ごろ、署員が痛み止めの薬を与えようと男性に声をかけた際、反応がなかったため、救急車でつくば市の病院に搬送したが、約1時間後に死亡が確認された。投薬のために署員が声をかける直前の朝食では、男性は一部しか食べていなかったという。

 男性は4月20日の現行犯逮捕時に転倒し、左肩を打撲。逮捕後に2度、同市の病院で診察を受け、痛み止めの薬を処方されていた。

 署は「経緯などは調査中だが、医療機関での受診など適切な対応を取っていて、現時点で問題はなかったと考えている」としている。(西崎啓太朗)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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