包丁持ち神戸の交番に入った疑い 警官が説得、男を逮捕

 31日午後7時ごろ、神戸市東灘区深江本町3丁目の東灘警察署深江交番に包丁を手に持った男が訪れた。交番にいた警官2人が「(包丁を)離しなさい」などと約10分間説得した後、隙をみて棒で包丁をたたき落とし、男を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。兵庫県警の捜査関係者によると、男は拳銃を奪う趣旨の発言をしていたといい、動機を慎重に調べている。

 調べによると、男は住所不詳、無職の平田漫(まん)容疑者(25)。平田容疑者は刃渡り約16センチの包丁1本をむき出しのまま持って交番に入り、警官2人に刃をむけたという。

 近くの飲食店で働く女性は「パトカー5、6台が、けたたましいサイレン音を鳴らして駆けつけた。偶然、通りかかった娘が『男が警官に取り押さえられていた。その男と目が合ったような気がして怖かった』と言っていた」と話した。

 現場は阪神深江駅のすぐ南側。近くにコンビニやパチンコ店、商業ビル、マンションなどが立ち並ぶ繁華街。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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