伊藤進之介
北アルプスに本格的な登山シーズンが訪れた。新型コロナによる行動制限がなくなって初めて迎えた大型連休。穂高連峰の登山基地として知られる涸沢(からさわ、長野県松本市)には多くの登山者が訪れ、雪原には連日、たくさんのテントが並び、3千メートル峰に囲まれた一帯はにぎわいをみせている。
登山者たちは涸沢を拠点に奥穂高岳(3190メートル)などのピークを目指したり、スキーで滑ったり、日の出直前に陽光を浴びて稜線(りょうせん)近くがピンク色に染まるモルゲンロート(朝焼け)を狙って写真を撮ったりして大自然を満喫していた。
テント場を管理する涸沢ヒュッテによると、1日は160、2日は183のテントが張られた。ヒュッテの小林剛社長(59)は「海外からの登山者も増えつつある。360度、パノラマの絶景をぜひ見に来てほしい。残雪期なので服装や装備はしっかりと」と話した。(伊藤進之介)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル