2日午前9時ごろ、長野県松本市の北アルプス前穂高岳にある山小屋から「遭難が発生したかもしれない」と県警松本署に通報があった。署によると、奥明神沢付近(標高約2500メートル)で登山中の男性3人が滑落した。県警ヘリなどの捜索で滑落した3人が見つかったが、うち2人は心肺停止の状態で、その後死亡が確認された。
また、埼玉県朝霞市の会社員男性(64)は、肋骨(ろっこつ)が折れる重傷を負った。県警が死亡した2人の身元確認をしている。
今年の大型連休は、コロナ禍の行動制限が緩和され、各地で登山者の増加が見込まれている。ただ、標高の高い山では残雪や低温など冬山のような危険が残っているとして、北アルプスなどを抱える県警が滑落事故を含む遭難への注意を呼び掛けていた。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル