成人の日を前に7日、福岡県内各地で式典が開かれ、若者の門出を祝った。「ど派手衣装」が例年注目される北九州市では、市主催の「二十歳の記念式典」のほかにファッションショー「成人式アートコレクション」が初めて開催され、男女19人がランウェー(花道)を歩いて衣装や髪形のアートとしての魅力を競った。
ショーを主催したのは地域おこし団体「北Q100」。式典会場横の公園に集まった若者たちに声をかけ、式典の終了後、別会場に設けたランウェーをモデルのように歩いてもらった。
鮮魚店で働く森本琉聖さん(20)は、金ぴかの衣装にパーマで頭髪を魚の頭のように伸ばした姿。「いつか自分の店を」という夢を託した。
大学2年の岡本くるみさん(20)は渋い柿色の振り袖。「人がしないことを」と黒髪から額にかけて金粉をあしらい、目を引いた。「将来は警察官になって人の役に立ちたい」と語った。
成人年齢は民法改正で18歳に引き下げられたが、今年も多くの自治体が、式典の参加対象を20歳としている。(遠山武)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル