北九州市は31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに12人確認したと発表した。市内の感染確認は23日から9日連続。12人のうち2人の感染経路がわかっていない。守恒(もりつね)小学校(小倉南区)では新たに児童4人の感染が確認され、これまでと合わせて計5人となり、市はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。この9日間に感染が確認された97人のうち、感染経路不明は34人となった。
新規の感染者数は28日の21人、29日の26人、30日の16人に続き4日連続で2桁となった。
また、市は31日、18日以降に順次再開していた美術館や博物館など公共施設119カ所を再休館した。屋内施設は6月18日まで全て休止となる。
市は、早期に陽性者を見つけて感染拡大を防ぐために、23日以降、感染が確認された人の濃厚接触者全員に対し、症状がなくてもPCR検査を受けてもらう方針に切り替えた。従来は、濃厚接触者でも感染が疑われる症状のある人にPCR検査を要請していた。
市内では30日までに、門司メディカルセンター(門司区)で10人、北九州総合病院(小倉北区)で23人、特別養護老人ホームわかば(八幡西区)で12人の感染が確認され、市はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。
また、小倉北特別支援学校(小倉北区)、思永中学校(同区)、企救(きく)中学校(小倉南区)、守恒小学校(同区)、葛原小学校(同区)の計5校で教員や児童・生徒の感染が確認され、当面閉鎖する。
市は1日以降、市立学校の授業は午前中だけとする。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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