城真弓
北九州市は3月30日、小倉北区の旦過市場一帯の焼け跡に建設中だった仮設店舗が完成したと発表した。名称は「旦過青空市場」とし、火災で焼けた店など計21店が入る予定。うち10店が4月中の営業開始をめざす。整備費は約2億5千万円。
市によると、仮設店舗は軽量鉄骨造りのプレハブで、最大26区画。市場内には消火器、火災警報器、消防への火災通報装置を備えた。名称は、旦過市場の関係者が提案した6案から、客の投票で選ばれた。
この日の定例記者会見で発表した武内和久市長は「青空の下で新たな船出をする市場をより多くの方が訪れ、言葉を交わすことのできる場所にしたいという思いが込められている」と説明した。
旦過市場一帯では昨年2度の火災があり、再整備事業の対象エリアまで焼けた。市は対象エリア内の店の一時的な移転先として仮設店舗を建設していた。(城真弓)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル