北九州市長選で4候補者が突然の「合同演説会」 各陣営の思惑錯綜

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遠山武 上月英興 城真弓

 北九州市長選(2月5日投開票)で、4候補者による「合同・個人演説会」が突然開かれることになった。発起人は候補者の清水宏晃氏(39)で、4候補者が主催する形を取る。開催をめぐっては、武内和久氏(51)陣営が29日に記者会見し、「事前の協議がなかった」などと懸念を表明。清水氏側に公開質問状を送るという異例の展開となった。

 武内氏陣営によると、清水氏側から合同・個人演説会が打診されたのは27日。清水氏が企画したと説明があったという。28日に清水氏から「ご案内」との書面が届いた。

 「ご案内」には「今後の市の発展のためにも、市民の皆様のご要望に応え、是非(ぜひ)とも候補者全員での議論の場を設けたい」と書かれてあった。

 ただ、告示後に急きょ企画されたうえ、清水氏が事前に、津森洋介氏(47)陣営に近い人物に相談していたことなどから、武内氏陣営は警戒を強めた。武内氏陣営の三原朝利市議は会見で「事前に事務所同士で協議もしておらず、開催の経緯が納得できない」と話した。武内氏陣営の懸念の背景には、津森氏の動きがある。

 津森氏は告示前、大学生やメ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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