TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。12月2日(月)の放送では、北朝鮮との関係性について意見を交わしました。
◆北朝鮮 安倍首相を名指し非難
北朝鮮が超大型ロケット砲の試射を実施したことに対し、日本政府は「弾道ミサイル発射」と説明。これに北朝鮮外務省当局者は、「多連装ロケット発射システムとミサイル発射を区別できない愚か者」と安倍首相を名指しで非難。さらには、「安倍首相が本物の弾道ミサイルがどのようなものか、遠くない将来に鼻先で見ることになるだろう」との声明を発表し、弾道ミサイルの発射を示唆しています。
作家の田中康夫さんは、「悔しいけれども、韓国、北朝鮮、中国、アメリカ、ロシアは皆、日本より上手だということ。横田めぐみさんをはじめとする拉致被害に遭った方々や関係者は一日千秋の思いでいる。これまで歴代で18人の拉致問題担当大臣がいるけど、一度も北朝鮮に行ったこともないし、北朝鮮側と接触したことがないとなると、一日郵便局長や一日警察署長と同じ名誉職なんですかと問いたい」と憤りを露わに。
MCの堀潤は、前回の自民党総裁選で石破茂氏が「平壌と東京に連絡事務所を置いて、相互の情報交換をするべき」といった旨の発言をしていたことを紹介します。
「Forbes JAPAN」副編集長の谷本有香さんは、「談話での罵詈雑言を聞くと、うすら寒い気持ちになる。今アメリカがフォーカスしているのは明らかに北朝鮮ではなく中国だということも北朝鮮側はわかっている。そういったところで強気に出てくるのは致し方ないような気がする」と見解を示します。
そして、拉致問題について「日本は必ず拉致された方たちを必ず奪還しなければならないなか、“これまでと同じやり方でいいのか”というところも考えていかなければいけない」と主張。さらには、「我々はアメリカの傘の下で守られているという感覚だけでいいのか、というところも合わせて国会で議論していかなければならない」とも。「『桜を見る会』の問題も大事だとは思うが……」と前置きしつつも、さまざまな問題がなおざりとなっている状況に「もっと議論の場を」と訴えていました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース