松原仁衆院議員(66)は、民主党の野田佳彦政権で2012年1~10月、拉致問題担当相を務めた。
拉致問題での交渉の糸口をつかもうと、北朝鮮にパイプを持つというさまざまな人物と接触。「他の人ともやりとりしていますね。私のパイプ1本だけにしないと話が進みませんよ」と言う人もいた。また「あるときは金色に輝くパイプも、時期がたてば腐ってしまう」という言葉も聞いた。
「10人くらい試した」と松原氏。「本当に北朝鮮の中枢とつながっているのか、にせ物なのかわからないこともある。1本に絞るより、いくつも同時にやったほうが確実性が増す」
松原氏は「拉致被害者は、政…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル