北村義浩特任教授、東京アラートの発動に「首都圏と言いながら3つの県と1都、違うのがあまりよろしくない」(スポーツ報知)

 TBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)は3日、新型コロナについて特集し、東京都が2日夜に発動した「東京アラート」について取り上げた。

 日本医科大・北村義浩特任教授は「もう一度改めて手洗い、マスク、ソーシャルディスタンスの基本に立ち返っていただきたいというメッセージだと、ポジティブに考えております。新規感染者のデータは、2週間前のが今になっている。(緊急事態宣言を)解除してから2週間はステップ1のままで行かれた方が良かったのでは…と私自身は思う。ステップ2というと、先に進めたという嬉しさ、開放感のようなものもあって、そこにあの赤色が出てくるとですね。やはり冷や水を浴びせられたような不愉快な感じになりますよね」と話した。

 新規感染者が34人になってからの発動についても「ひょっとしたら(数値が)下がるんじゃないかという期待もあって、(その前の数値が)たまたま上がったのかしらという期待があって、火曜日くらいになったら下がるんじゃないかと大いに期待していたところが、それどころか上がってしまったので、期待は期待のまま残念だったねということで…」とし、「新しい日常ではなく、古い日常に戻った人たちがいるということの証みたいなもの。その人たちに向けてのアラートでしょうね」。

 今後の感染者増の見通しについて「接触率を今まで7、8割下げましょうということだったんですけど、(感染者数を)キープするのであれば、5割程度で十分なんですね。だけど上がる傾向があるということは、2割3割程度しか接触を下げられていないという証でもあるので、ちょっと気を引き締めて5割程度には…。緊急事態宣言中の7割8割程度には戻せないけれども、せめて4割、5割まで抑えることができれば現状をキープ出来ると思いますね。一日100人になったりはしないところで歯止めがかかると思いますね」と話した。

 一方で、問題点も指摘。「東京のアラートの出す基準、やり方が、首都圏と言いながら3つの県と1都、これが違うというのがあまりよろしくない。同じような基準で緩め、同じような基準で締めるとか、それぞれがそれぞれのことをやっていいという経済圏ではないような気がする」と1都3県の共通基準が必要とした。

報知新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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