北海道では大みそかから昨日(2日)にかけて続いていた大荒れの天気は落ち着きましたが、日本海側を中心に雪の降りやすい状態はまだ続いています。
今夜(3日)から明日(4日)にかけては次第に雪の中心が道央に移り、札幌周辺でも一時的に雪が強まる恐れがあります。
西風から北西風へ
今日も北海道では日本海から流れてくる雪雲が雪を降らせています。
今日の午前中は、上空で西よりの風が吹いていたため、石狩湾で発達した雪雲はそこから東、空知や上川地方を中心に入っていました。
しかし、今日の午後、特に夜からは次第に風向きが北西に変わるため、石狩湾から南東の方向、札幌や江別、岩見沢方面に雪の中心が移る恐れがあります。
大雪になるほどの量は予想されていませんが、一時的に降り方が強まり、10センチから20センチくらいの雪にはなりそうです。
明日は帰省からのUターンで移動をされる方も多いと思いますが、雪が少なかったこれまでに比べて、移動に時間がかかることも予想されるため、時間にゆとりをもって予定を立てると良さそうです。事故のないよう、安全運転を心がけましょう。
明日から寒さも再び厳しく
道内では元日から寒さが厳しくなり、1日は道内の観測地点すべてで真冬日となりました。北海道で元日に全地点真冬日となったのは、2013年以来、7年ぶりのことでした。
昨日(2日)も、夜に気温が上がった所もありましたが、それでもプラスの気温となったのは、気温を観測している173地点中わずか6地点。ほとんどの地点が昨日も最高気温は氷点下でした。
今日の日中は道南を中心にプラスの気温となる所も多くなりそうですが、今夜から再び寒気が強まる影響で、明日から明後日は寒さが厳しくなる見込みです。
最高気温でも氷点下3度前後にとどまる所が多く、土日ともに道内の観測地点すべてで真冬日となる可能性があります。
雪だけではなく、この週末は寒さへの対策も必要になりそうです。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇
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