北海道の上空には今日3日午後から明日4日にかけて上空に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に雨や湿った雪が降る見込みです。道北の平野部や峠付近では積雪となる所もあるでしょう。車の運転などに注意して下さい。
遅い初雪から一気に積雪へ。車の運転や歩行には注意
道内の気象台や測候所で初雪を観測している地点は合計8地点ありますが、本日3日現在、まだ初雪の便りはありません。現在の初雪の平年日は、道北の旭川で10月17日、札幌で10月28日など10月中に観測される所が多いのですが、一昨年の2018年以降、3年連続で10月中の初雪観測がなかったことになります。
ただ、今夜から明日にかけては西高東低・冬型の気圧配置が強まり、上空には今シーズン初めて本格的な寒気が流れ込むでしょう。このため、日本海側や太平洋側西部など、主に北海道西側の地域を中心に明日にかけて雨や湿った雪が降るでしょう。道北の稚内や旭川、また札幌でも初雪を観測する可能性が高いといえそうです。なお、峠付近や山間部、また、道北の平野部では3~10センチ前後雪が積もる所もありそうです。西よりの風が強いため、沿岸では湿った雪が強い風を伴い、見通しの悪くなる恐れもあります。車の運転には凍結した路面など、状況に応じた安全運転を心がけましょう。
沿岸では高波にも注意を
先にもふれましたが、西よりの風が強まる影響で、西側を海に面する日本海側の沿岸をを中心に海上では波が高くなり、5日にかけてしける海域もある見込みです。沿岸を運転される際には横風やふぶきによる見通しの悪さにも注意した方が良さそうです。
日本気象協会 北海道支社 佐藤 雅義
Source : 国内 – Yahoo!ニュース