今日(9日)、オホーツク海側の網走で沖合の水平線上に流氷が現れ、流氷初日となりました。平年より19日遅く、昨年より27日遅い観測です。なお、最も遅い流氷初日の観測は1993年2月10日で、1946年の統計開始以来、2番目に遅い流氷初日となりました。
2月に流氷初日 観測史上5回目に
網走で流氷初日が2月までずれ込んだのは、これまで1993年2月10日、1991年2月5日、2009年2月3日、1989年2月2日の4回しかありませんでしたが、今シーズンは観測史上5回目の2月の流氷初日となりました。
流氷初日 遅くなった原因は?
流氷は北よりの風の影響で、オホーツク海の沿岸付近に近づいてきますが、今シーズンは北海道付近を通過する低気圧が少なく、低気圧の風の影響を受けにくかったため、流氷初日が平年よりかなり遅い観測となりました。
今日の流氷観光 万全な寒さ対策を
今日(9日)の道内の最高気温は、道南方面で氷点下4度くらいのほかは、氷点下9度前後で、網走などオホーツク海側では氷点下10度くらいにとどまるでしょう。この冬一番の寒さとなる所が多いため、流氷観光など、外出の際は万全な防寒対策が必要になります。
日本気象協会 北海道支社 森 和也
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