北海道は2日、今月6日まで道に適用されている新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」について、2~3週間程度の再延長を政府に要請する方針を固めた。対象区域は引き続き全道とし、飲食店への時短要請などの感染対策を続ける見通し。道内のコロナ新規感染者数は足もとでは減少傾向だが、入院患者はまだ多く、医療提供体制が厳しいことを重視した。
道は2日午後に対策本部会議を開き、重点措置の延長要請を決める見通し。道には当初1月27日から2月20日まで重点措置が適用され、その後3月6日まで2週間延長されていた。
道内の新規感染者数は2月10日の4097人をピークに減少で、3月1日は1480人。ただ、病床使用率(2月28日現在)は全道で39・6%、札幌市は46・8%と高止まりしており、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)している。
医療機関や高齢者施設での集団感染(クラスター)の発生も相次ぎ、高齢者を中心に死者の発表も2桁の日が依然として多い。このため、道は6日で重点措置を解除して感染対策を緩めるのは難しいと判断した。
重点措置では、道内全域の飲食店を対象に、第三者認証を得た店には午後9時(酒提供は午後8時まで)、または午後8時(酒提供はなし)の時短、非認証店には午後8時まで(酒提供はなし)の時短が要請されている。(榧場勇太)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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