北海道の鈴木直道知事は26日午後、道新型コロナウイルス感染症対策本部会議後に記者団の取材に応じ、道内で6月13、14日に行われる予定の東京五輪の聖火リレーについて、「緊急事態宣言が延長されれば公道での実施は難しいと考えている」と述べた。
道は26日午後、政府に対し、31日までが期限の緊急事態宣言の延長を要請。政府は他都府県とともに6月20日ごろまで延長する方向で調整している。鈴木知事は「最終的には政府が判断するが、関係自治体や五輪組織委とそうした(公道実施の中止の)方向性で考えたい」とした。
道は公道での聖火リレーの中止とともに、13日に白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)、14日に札幌市北3条広場(アカプラ)で予定されている聖火リレーのセレモニーについては無観客で行う検討を進めている。
3月25日に福島県を出発した聖火リレーは現在、関西地方を巡っている。北陸、東北を経て、北海道には全都道府県で38番目に6月13、14日に実施される予定だった。1日目の13日は函館市や白老町など、2日目の14日は胆振東部地震の被災地などを回り、札幌市がゴール地点だった。(榧場勇太、中野龍三)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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