北海道で7日、新型コロナウイルスの新たな感染者が187人確認された。3日連続の100人超となる。このうち最大都市の札幌では141人が確認され、道内全体、札幌市の1日あたりの新規感染者数はともに過去最多を更新した。
道は7日午後に対策本部会議を開き、独自に定めた5段階の「警戒ステージ」を現在の「2」から「3」へ引き上げた。また、道内最大の繁華街の札幌・ススキノ地区では接待を伴う飲食店や居酒屋などに午後10時から翌午前5時の営業自粛を求めた。期間は27日までの3週間。鈴木直道知事と札幌市の秋元克広市長は記者会見で、ステージ引き上げや営業自粛要請について説明したほか、道民や滞在者に協力と理解を求めた。
北海道では寒さが増した10月下旬以降、新型コロナの感染が再び拡大している。10月23日に新規感染が51人確認され、約半年ぶりに過去最多を更新。28日には警戒ステージを「2」へ引き上げた。その後も感染拡大は止まらず、今月5日には119人の感染が確認されて過去最多となり、6日には115人の感染が判明。連日の100人超となっていた。
道は7日に警戒ステージを「3」へ引き上げるが、「4」への引き上げの目安となる七つの指標のうち、複数の重要な指標で目安を超えるとの見方もあり、より厳しい対策が検討される可能性がある。(松尾一郎、芳垣文子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル