安倍晋三元首相が奈良市で銃撃された事件を受け、参院選投開票日を目前にした北海道内の候補者の間では、予定していた街頭演説などを中止する動きが相次いだ。自民、国民、NHK党の候補は予定していた集会や個人演説会、街頭演説の中止を相次いでSNSなどで公表した。立憲の候補も街頭演説を一時中止した。
暴力行為に抗議する声も相次いだ。
参院選の候補者らは、相次いでツイッターで抗議するコメントを公表した。
自民北海道連の伊東良孝会長(衆院議員)は「大変驚いている。あってはならない事態で、いかなる理由があっても、暴力は絶対に許すことはできない。断固非難する。安倍元総理の無事回復を祈っている」とコメントした。
立憲道連の逢坂誠二代表(衆院議員)はツイッターで「いかなる暴力行為も許されるものではない。今回の蛮行を強く非難する。安倍元総理の容体が心配。何とか無事であって欲しい」とコメントした。
共産党北海道委員会は、「自由な言論をテロで封殺しようとする許しがたい蛮行で、強い憤りをもって抗議する。民主主義に対する最大の破壊行為として強く非難する。安倍元首相のご快復を強く願う」などとするコメントを出した。
網走市の水谷洋一市長は「絶対あってはならないこと。何があっても、あってはならない。民主主義の敵であり、絶対に許されない。元総理の回復を心から祈っています」とのコメントを出した。
要人警護を担当する北海道警公安2課の幹部は「参院選の投開票日が目前で、要人が来道したときは警備態勢を今まで以上に強化し、安全確保を徹底していきたい」と話した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル