北海道と札幌市は11日、札幌市内で新型コロナウイルスの新規感染者が新たに12人確認され、道内で60~90代の男女6人が死亡したと発表した。感染者のうち2人は再度の陽性。札幌市以外の自治体で新規感染者はゼロだった。道内の感染者は延べ966人、死者は計62人となった。
再度の陽性となった2人については、年代、性別、最初の発症日など非公表。いずれも4月下旬に2度の陰性確認後、自宅で経過観察していた。再び発熱やせきなどの症状が出て、5月9日に再び陽性が確認された。
新規感染者のうち1人は、栃木県のプロアイスホッケー選手の20代男性。このほか、11日に限定的に診療を再開した北海道がんセンターで看護師1人の感染が確認された。同センターによると、自宅で経過観察中に発症したという。同センターをめぐる感染者は計80人となった。
介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」でも女性介護職員の感染がわかり、計75人に。運営する社会福祉法人によると、感染による死者は6人になった。(芳垣文子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル