北海道で5969人感染、13人死亡 全数把握見直しは実施せず

 北海道内では31日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5969人確認された。7日連続で前週を下回ったが、3日ぶりに5千人を超えた。死者の発表は13人。道は対策本部会議で、「BA.5対策強化宣言」を9月30日まで1カ月延長することを決めた。

 人口10万人あたりの新規感染者数は、週合計が8月26日から減少に転じた。一方、病床使用率は30日現在で39・9%と横ばいが続き、感染「第6波」の昨冬のピーク(40・1%)と同水準で推移。道は宣言延長で医療体制への負荷を一層減らしたい考えだ。

 陽性者登録センターを早期に全道展開するなど保健・医療提供体制の充実に努めるほか、高齢者らに会う場合は慎重な対応を求めるといった感染防止行動の徹底を引き続き道民に呼びかける。

 自治体の判断で先行実施できる感染者の全数把握の見直しは、現時点では行わないことも決めた。医療機関や保健所の負担が大きく減らないことや届け出のない軽症者の健康観察などに課題があり、「メリットが少ない」(鈴木直道知事)という。政府が9月半ばに一律導入の方向で調整しており、それに向けて道の体制整備を進める方針だ。(中野龍三)

道内の新規感染者数(31日)

【全体】5969(累計650…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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