厳冬期の北海道豊頃町の海岸で見られる「ジュエリーアイス」。冬の北海道の観光名所としてすっかり定着した自然現象だが、現地に行ってみないと氷が漂着しているか分からないのが難点だった。訪れた観光客からは「氷がなくてがっかりした」という声も。こうした課題を解決しようと、北見工業大学らの研究グループが、研究用の定点カメラの画像公開を始めた。
ジュエリーアイスは、十勝川で凍結した氷が、波でもまれたのちに河口近くの同町大津海岸に打ち上げられる現象。透明度が高く、朝日などに照らされて輝く様子が宝石のようだと名付けられた。
しかし、出現は気象条件に左右されるため、いつも見られるとは限らない。町ではホームページで1日1回程度、海岸の画像をアップし、電話での問い合わせに対応してきたが、観光客はリアルタイムでは海岸の様子は分からなかった。
結氷した河川の治水や環境を…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル