北海道のピンネシリ岳で雪崩 山スキーの英国人1人死亡

 1日午前11時40分ごろ、北海道中頓別町のピンネシリ岳(703メートル)で、「南側斜面で雪崩が起き、3人パーティーのうち1人が巻き込まれた」と近くにいたパーティーから119番通報があった。北海道の消防防災ヘリが名寄市立病院に運んだが、死亡が確認された。道警によると、亡くなったのは英国籍の弁護士、バーナビー・アイザック・レビィさん(34)。

 付近にスキー場はなく、レビィさんは日本人と英国人の男性計2人と山スキーをしていたという。約2メートルの深さに埋まったが、携えていた雪崩ビーコンの電波を頼りに、そばにいた日本人2人も加わって雪中から見つけ出されていた。

 ピンネシリ岳はさほど高い山ではないが、独立峰で山頂からはオホーツク海や日本海を一望でき、晴れていれば利尻富士まで見える。登山だけでなく、冬は山頂まで1時間半ほどとあって管理区域外を滑るバックカントリースキーでの入山者が増えているという。

 北海道では、1月30日に占冠村にあるトマムスキー場の敷地外でフランス人の男性1人が雪崩に巻き込まれ、死亡している。(奈良山雅俊、田中啓介)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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