北海道帯広市中心部の「北の屋台」を運営する「北の起業広場協同組合」(杉山輝子理事長)は28日、施設内の串焼き店「串のやっさん」が、法律に違反して牛の生レバーを提供していたと発表した。健康被害は出ていないという。組合は以前から把握していたといい、謝罪した。
牛の生レバーは食品衛生法で販売が禁止されている。発表によると、同店では「牛レバー焼き」の名称で、実質的に牛の生レバーを提供していたという。
同店は、組合の聞き取りに「きちんとしたものを提供しているので大丈夫だと思った。看板メニューなのでやめられなかった」などと話したという。組合は店が保健所から何度も注意を受けていたことを把握し、注意していたという。杉山理事長は「組合として監督が行き届いていなかった」と述べた。店は営業を自粛しており、組合が年明けにも処分を決める。
北の屋台は年間12万人が訪れ、帯広市の観光名所の一つになっている。(中沢滋人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル