本田大次郎、井上潜
北海道内各地では28日も猛暑となり、旭川市江丹別では午後7時現在で全国で最も高い気温となる37・6度を記録した。江丹別は冬場には零下38・1度の最低気温を記録したことがあり、夏と冬の気温差は75・7度となった。28日の最高気温の全国トップ10は、4位の大分県日田市を除き、すべて北海道だった。札幌管区気象台は、道内での暑さはしばらく続くとして、熱中症への注意を呼びかけている。
気象台によると、太平洋高気圧の影響で道内に暖かい空気が流れ込み、内陸部で気温が上昇。幌加内町と下川町で37・3度、札幌市手稲区で37・1度、北見市常呂や斜里町、佐呂間町で36・7度を記録した。
江丹別の37・6度は、前日更新した同地点の観測史上1位の36・9度を、さらに上回る暑さ。一方で江丹別は、道内でも寒冷地として知られ、最低気温は1978年に零下38・1度を記録したほか、昨年も同36・0度まで下がった日がある。
また、JR北海道は28日、高温でレールに膨張やゆがみが発生する恐れが生じたため、富良野線と石北線で普通列車計5本を運休した。レールが変形し、列車の運行に支障が生じる可能性が出たという。(本田大次郎、井上潜)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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