山本智之
北海道根室市の花咲港でサンマの水揚げ作業が本格的に始まった。28日早朝には、サンマ漁の主力となる大型の棒受け網漁船が34隻入港。大口のばら積み用だけで約380トンのサンマを水揚げした。
岸壁に横付けされた棒受け網漁船からは、大きなたも網にぎっしりと詰まったサンマが次々に陸揚げされ、岸壁で待ち受けるトラックの水槽に積み込まれた。
にぎやかな水揚げ風景が繰り広げられる一方で、漁業関係者の表情は厳しい。花咲港の岸壁へ水揚げの様子を見に来たサンマ大型船の船主、木根繁さん(86)は「予想通りサンマの量は少なく、魚体も小さめ。去年と同様の厳しい状況だ。燃料代もとても高くなり、頭が痛い」と話した。(山本智之)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル