新谷千布美
北海道利尻富士町の利尻山で3日午後に起きた雪崩で、北海道警は4日、死亡したのは帯広市のパート従業員中島真理子さん(44)だったと発表した。雪崩には7人が巻き込まれ、3人が重軽傷を負った。
道警によると、中島さんたちは、天然の雪山をスキーやスノーボードで滑走するバックカントリーのツアー中だった。10人の客と3人のガイドが入山する登山計画書が提出されていた。
ツアーは当時、二手に分かれており、8人のグループが雪崩に遭遇。うち7人が巻き込まれた。ガイドの20代男性が重傷、客の40代女性2人が軽傷を負った。3人は自力で脱出するなどしてけがは無かった。
道警は業務上過失致死傷の容疑も視野に、ツアーの状況を詳しく調べている。
同じ3日には、北海道南部の島牧村にある東狩場山でも雪崩が発生。寿都署によると、八雲町の会社員藤田尚斗さん(28)が死亡した。藤田さんを含む知人同士15人がスノーモービルで滑走していた。藤田さんが1人で走行しているときに巻き込まれたという。現場はスキー場ではない未整備の雪山。ガイドの同行はなく、登山計画書は提出されていなかったという。(新谷千布美)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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