北海道は台風10号と台風10号から変わった低気圧の影響で太平洋側を中心に雨が強まり、降り始め(15日正午)からの雨の量は、多い所で150ミリを超えました。
北海道では、この土日が小学校などの夏休み最後の週末、という地域が多いですが、この後は、低気圧に伴う雨雲は次第に北へと抜け、明日(18日)にかけて晴れ間の広がる所が多くなる見込みです。
お出かけなどにもよい日和となりそうですが、晴れ間が戻っても、これまでに降った大雨の影響や暑さには注意が必要になります。
大雨となった地域 山や川のレジャー注意
北海道には15日木曜日頃から台風10号からの湿った空気が入り、太平洋側の一部で雨が始まりました。その後、台風の接近に伴い、降り方を強めながら雨の範囲が広がりました。
降り始め(15日正午)から今日(17日)午前9時までの雨の量は、胆振地方の登別市カルルスで156.0ミリ、日高地方の浦河町中杵臼で147.5ミリ、釧路地方の標茶町塘路で140.0ミリなどとなっています。
各地とも雨のピークは過ぎ、太平洋側では雨のやんだ所も多くなっていますが、これまでの大雨の影響で、地盤が緩んでいる斜面や増水した川が残っている恐れもあります。
雨がやんだり、天気が回復したとしても、山の急な斜面や濁って流れの速い川のそばなどには近づかないように心がけてください。
各地で厳しい暑さ 札幌は10日ぶり真夏日か
また、台風とともに北上してきた暖かい空気の影響で、気温も高くなっています。
15日夜から昨日(16日)の朝にかけては日高地方の新ひだか町静内で熱帯夜となり、昨日の日中には留萌地方の留萌や檜山地方の江差などで今年の最高気温を更新する暑さとなっています。
今日と明日は内陸を中心に30度前後まで上がる所が多く、真夏日となる所もある見込みです。もし今日札幌で最高気温30度以上となれば、今月7日以来10日ぶりの真夏日となります。
各地とも、これまでの雨の影響で湿度が高くなっているため、かなりの蒸し暑さとなりそうです。同じ気温でも湿度の高い時の方が、熱中症や食中毒の危険がより高まるため、一層の注意が必要です。
日本気象協会 北海道支社 岡本 肇
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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