佐々木洋輔
北海道は2日、千歳市の養鶏場のニワトリから、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスが確認されたと、発表した。この養鶏場では、採卵鶏約39万羽を飼育している。確定検査で致死率が高い高病原性と判定されれば、殺処分する方針。
道によると2日朝、養鶏場から「ニワトリ約15羽が1カ所で死んでいる」と通報があり、職員が簡易検査でA型インフルエンザ陽性を確認した。
この養鶏場の周辺では半径3キロ以内の移動制限区域で2戸計約51万羽、半径3~10キロ以内の搬出制限区域で5戸計約50万羽の家きんを飼育している。
道は3日朝、確定検査の結果を踏まえ対策本部会議を開き、殺処分などの防疫対策を決める。
道内では3月下旬、千歳市内の別の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、採卵鶏約55万8千羽の殺処分を決定。今季、道内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのは4例目となった。(佐々木洋輔)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル