【北海道】知床の観光船事故を受け、国土交通省は全国の旅客船事業者への緊急点検を25日から始めた。大型連休前の28日までに集中的に実施する。北海道運輸局も道内の旅客船事業者の安全点検を始めた。許可を受けた約40業者のうち、事故を起こした観光船のような小型船を扱う十数業者が対象となる見通しだ。
運輸局職員が事業所を訪問し、安全管理態勢や設備を確認。必要に応じ船舶もチェックする。過去に行政処分・指導を受けた業者は最優先で点検する。
事故があった知床半島西部の反対側、半島東部の羅臼町では、運航会社6社で構成する知床羅臼観光船協議会が25日に緊急会議を開催。29日のクルーズ開始を前に、点検の徹底や連絡手段を確認するなどした。
「改めて安全確保を徹底」
協議会の長谷川正人会長(6…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル