平岡春人、石垣明真
3日午前0時半ごろ、札幌市中央区北3条西6丁目の国の重要文化財・北海道庁旧本庁舎(通称・赤れんが)付近から煙が出ているのを住民が見つけ、119番通報した。道警や札幌市消防本部によると、旧本庁舎前に整備中の仮設見学施設から出火し、約470平方メートルのうち約300平方メートルが焼け、午前3時前に鎮火した。負傷者はいないという。
旧本庁舎は現在、改修工事中。今年8月、中央部分にある八角塔屋根(高さ約6・5メートル、幅約8メートル)を切り離し、庁舎前に移設。八角塔屋根を展示する3階建ての仮設見学施設を造っていた。
道警によると、同施設の3階部分から火が出たという。1~2階は八角塔屋根の展示スペース、3階は旧本庁舎の歴史と改修内容の展示スペースになることになっていた。10月上旬のオープン予定だった。
旧本庁舎は現在、建物の上に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル