5年前の胆振東部地震で起きた全国初のブラックアウト(全域停電)に備えた訓練を、北海道電力が13日、報道陣に公開した。震災翌年から毎年実施しており、5回目。被害状況の把握や社外への情報発信などの手順を確認し、移動電源車による給電訓練もした。
訓練は12月に胆振地方東部で震度7の地震が発生し、苫東厚真発電所などが停止してブラックアウトが起きたと想定した。社内に特別非常災害対策本部を立ち上げ、道内各地の拠点とつないで情報を収集し、SNSなどを使って社外に発信する訓練をした。約300人が参加した。
札幌市内では、自治体の求めに応じて避難所や病院などに緊急送電する想定で、移動電源車から高さ約10メートルの送電線にケーブルをつなぐ訓練や、タンクローリーから電源車に給油する訓練を行った。電源車は全道に33台を配備しているという。(新田哲史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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