本田大次郎
廃線跡を利用した北海道美深町の観光用トロッコが29日、今年の運行を始めた。1985(昭和60)年に廃線となった旧国鉄・美幸線のレールを使って走り、地元NPO「トロッコ王国美深」が運営している。ガソリンエンジン付きで、約5キロを30~40分かけて往復する。
今年はレール沿いに雪がまだ残っており、訪れた人たちは雪原の風景や、水辺に顔をのぞかせたミズバショウを楽しみながら、爽やかな風を感じていた。
この日は、町民向けに無料乗車のサービスを実施。NPOの橋本秀昭理事長は「縮こまった心と体を、自然の中で少しでも伸ばしてほしい」と話している。(本田大次郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル