梅の名所として知られる北野天満宮(京都市上京区)で25日、祭神・菅原道真の遺徳をしのぶ梅花祭(ばいかさい)があった。境内には約50種、1500本の梅が植えられており、早咲きと中咲きが見頃を迎えている。
この日は神事のほか、北野天満宮とゆかりのある花街・上七軒(かみしちけん)が献茶の儀を行い、紅梅殿前の特設会場で芸舞妓(げいまいこ)が抹茶を出す野点(のだて)茶会を催した。白塗りにさわやかな着物姿の芸舞妓が笑顔で参拝者を接待した。
同天満宮によると、茶会には例年約3千人が訪れているが、新型コロナ対策のため、人数制限を行っており、今年は約2千人に縮小した。
梅花祭は900年以上の歴史があるとされる。茶会に初めて参加した京都市の松永浩美さん(61)は「晴れ晴れとした気持ちになりました」と話した。(西田健作)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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