松田果穂
群馬県伊勢崎市の北関東道で昨年、乗用車が伊勢崎インターチェンジ(IC)の分岐のガードレールに衝突して4人が死傷した事故があり、群馬県警は10日、幅寄せして事故を誘発した上で逃走したとして、栃木県真岡市の建設会社社長、増山邦夫容疑者(54)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)と道路交通法違反(救護義務違反)の疑いで逮捕し、発表した。増山容疑者は「今は何も語りたくない」と認否を留保しているという。
県警によると、増山容疑者は昨年12月13日午前3時50分ごろ、伊勢崎市の北関東道の追い越し車線を乗用車で走行中、左側の走行車線を走っていた乗用車に幅寄せするよう斜めに走って事故を引き起こし、4人を死傷させ、そのまま逃げた疑いがある。
当初、単独事故とみられていたが、助手席に乗っていた女性が「並走していた車に急に幅寄せされた」と証言。遺族らが県警に事故の原因究明を求める上申書を提出した。県警は幅寄せしたとされる車両の特定を進めていた。
県警によると、防犯カメラの映像などから車を突き止め、増山容疑者を特定したという。(松田果穂)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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