7月に入り、梅雨後半へ。梅雨後半は太平洋高気圧の強まりとともに梅雨前線が押し上げられて日本海に停滞しやすくなるため、大雨に注意・警戒が必要な時期です。
あす3日(金)は前線次第に北上 4日(土)は広く雨
あす3日(金)は、本州の南岸にのびる梅雨前線が西から次第に北上してくる見込みです。福井県は夕方から雨が降り出し、夜には石川県や富山県、新潟県まで雨の範囲が広がるでしょう。お帰りが遅くなる方は、傘を持ってお出かけください。 4日(土)は、本州の南岸にのびる梅雨前線上を低気圧が北東に進む見込みです。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動も活発になるでしょう。福井県や石川県、富山県は午前中、新潟県では午後を中心にまとまった雨になりそうです。雨脚の強まる所もありますので、お出かけには大きめの傘をお持ちください。
5日(日)は前線南下するが一時的 天気は再び下り坂へ
5日(日)には梅雨前線が一旦南下し、日本海の高気圧に覆われる見込みです。新潟県の上中越を中心に朝まで雨の残る所がありますが、昼間は雲が多いながら日差しも期待できるでしょう。たまった洗濯物を片付けるのに良さそうです。 ただ、梅雨前線の南下は一時的です。夜には再び西から北上してくるため、福井県は夕方から、石川県や富山県でも夜には再び雨が降りやすくなるでしょう。
梅雨前線の次の北上は?
梅雨前線が次に日本海へ北上してくるのは、6日(月)頃になりそうです。そのあとも前線は本州付近に停滞しやすい見込みで、油断できない状況が続きそうです。前線は常に北上したり南下したりを繰り返しますので、少しのずれで予報が変わる可能性があります。常に最新の予報をチェックし、大雨に備えてください。 また、来週は太平洋高気圧が一時的に強まり、蒸し暑さが増してきそうです。この時期は日差しが出ると急に暑くなり、熱中症のリスクが高くなります。マスクをすることで水分もとりにくくなるため、普段よりも意識してこまめな水分補給を心がけましょう。
日本気象協会 新潟支店 今井 梢
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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