台風19号で車両の3分の1が浸水した北陸新幹線が25日、計画運休から13日ぶりに東京―金沢の直通運転を再開した。車両不足のため、当分は暫定ダイヤでの運行となる。
千曲川の堤防決壊により、長野市内にある車両基地が約4・5メートル浸水。車両10編成のほか、線路や信号設備などが冠水したため、北陸新幹線は長野―上越妙高間で不通が続いていた。
暫定ダイヤは全体で定期ダイヤのほぼ9割の運転本数を維持。東京―金沢を直通するタイプの「かがやき」が9割、「はくたか」は通常と同じ本数を走らせる。一方、東京―長野の「あさま」は3割以上減らしている。
JR東日本は、上越新幹線用に新造している車両を北陸新幹線に転用することも検討している。だが、定期ダイヤに戻すには相当な時間がかかる見込み。年末年始の帰省ラッシュ時も、例年のような大幅な増発は難しいという。(細沢礼輝)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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