北陸新幹線3分の1浸水 影響長期化か、修理器も被災で

 台風19号による大雨の影響で、長野市内ではJR東日本の長野新幹線車両センターが浸水し、北陸新幹線を走る車両「E7系」と「W7系」の計10編成が水につかった。近くの線路も一部が冠水し、北陸新幹線は東京―富山間で運転再開できない状況が続いた。

 JR東によると、社員らは建物内の安全な場所に避難するなどしてけが人は出なかった。当時、センター内にあった新幹線車両10編成のうち7編成は屋外に、3編成は屋内に止めてあったが、いずれも水につかったという。

 同センターは石川県内にあるJR西日本・白山総合車両所とともに、北陸新幹線の保守点検を担っている。JR東によると、詳しい被害状況は不明だが、被災車両が北陸新幹線全体の3分の1にのぼるうえ、工場にあるメンテナンス機器も水につかったとみられることから、影響は長期化する可能性があるという。(細沢礼輝)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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