聖マリアンナ医科大(川崎市)は17日、医学部入試で女性や浪人生を一律に差別していたとする第三者委員会(委員長=北田幹直・元大阪高検検事長)の調査報告書を公表した。大学側は「一律機械的に評価を行ったとは認識していない」と差別を否定している。文部科学省は「過去を反省する姿勢が全くみられず、納得できない」として、私学助成金の減額を検討する。
第三者委は、2015~18年度入試の結果を分析。いずれの年度でも、志願票と調査書の評価で、女性と浪人回数の多い受験生の点数が一律に低くなっていた。同大のパソコンを分析したところ、16年度の記録に「男性調整点」の枠があり、男性に一律加算された点数と一致する「19・0」との記載が見つかったという。「現浪区分」と書かれた枠の「調整点」と書かれた列の数字は、現役生、1浪生、2浪生に一律に加算されたことが疑われる点数と一致したという。
また、採点した元入試委員長ら…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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