福祉医療機構(WAM)は25日、病院の2018年度決算分の経営分析参考指標(速報値)を公表した。一般病院の医業収益対医業利益率(以下、医業利益率)は1.7%で、17年度比0.5ポイント増となった。療養型病院の医業利益率は0.1ポイント増の4.8%でほぼ横ばいだが、精神科病院は0.9ポイント増の2.8%に改善した。【齋藤栄子】
WAMは毎年1回、融資先の債権管理のため融資先が提出した決算データを基に調査を実施している。18年度の病院の経営状況(速報値)では、一般病院629施設、療養型病院399施設、精神科病院235施設を集計した。
17年度比で患者1人1日当たりの医業収益を見ると、一般病院はほぼ横ばいだったが、療養型病院で718円、精神科病院で256円増加した。在院日数では、一般病院が0.6日、療養型病院が2日短縮し、精神科病院では22.3日の大幅な短縮となった。
また、医療材料比率は17年度比で一般病院0.8ポイント減、療養型病院で0.5ポイント減、精神科病院で0.4ポイント減と軒並み低下した。
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