福岡県久留米市の久留米大病院で2018年5月、心臓にカテーテルを挿入する手術中に医師が処置を誤り、当時70代の男性患者(19年に肺炎で死亡)が重度の認知症になったとして、男性の遺族側弁護士は2日、手術に関わった医師4人に対する業務上過失傷害容疑の告訴状を福岡県警に提出した。
県警は内容を検討した上で、受理するかどうか決める。同大は告訴状提出に関し「現時点ではコメントを差し控える」とした。久留米大病院では、同時期に別の心臓手術でも医療事故が起きており、県警が捜査を進めている。
原野さんの遺族は19年、同大を相手に損害賠償請求訴訟を起こし、福岡地裁で係争中。
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