第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝と決勝が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われ、千田(ちだ)翔太七段(25)が初優勝を果たした。
準決勝で、前回まで2連覇していた藤井聡太七段(17)、決勝で永瀬拓矢二冠(27)を破った。
千田七段は2013年にプロ入り。15年には新人賞を受賞した。通算勝率は7割を超える俊英だ。棋王戦でタイトル戦挑戦の経験はあるが、全棋士が参加する棋戦での優勝は初めて。
朝日杯は持ち時間各40分で、使い切ると1手1分未満の早指し戦。今回は棋士165人とアマ10人、女流棋士枠3人の計178人が出場し、トーナメントで競った。1次予選、2次予選を経て、16人による本戦が1月に開幕。前回4強の千田七段は本戦から出場し、4連勝して頂点に立った。
藤井七段は初出場だった第11回から2連覇。今回も本戦1、2回戦を連勝したが、千田七段に3連覇を阻まれた。朝日杯では初黒星で、連勝は16で止まった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル