関東各地で相次いだ強盗事件のうち、1月に千葉県大網白里市の店舗で起きた強盗致傷事件に関わった疑いが強まったとして、千葉県警は14日にも、金沢市の土木作業員永田陸人容疑者(21)=強盗致死罪などで起訴=を強盗致傷と建造物侵入容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
永田容疑者は今年1月、東京都狛江市の住宅で90歳の女性が死亡した強盗致死事件など計3件の事件に関わった疑いで警視庁が逮捕し、調べていた。
捜査関係者によると、永田容疑者は1月12日午後7時25分ごろ、金沢市の無職作田竜二被告(25)と住所不定の自衛官中桐海知被告(24)=いずれも強盗致傷罪などで逮捕、起訴=と共謀し、大網白里市駒込のリサイクルショップに侵入。店主の男性(76)の顔を殴って骨折など2週間のけがをさせ、「金庫はどこだ」と脅して金を奪おうとした疑いがある。
中桐被告の携帯電話には、狛江市で起きた事件の被害者の住所を記したメッセージが「仕事」の件名で残っていた。警視庁や県警は全国の強盗事件との関連を捜査し、指示役と実行犯役など組織化された犯罪グループの実態解明を急ぐ。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル