千葉県山武市埴谷の木材加工会社で昨年2月、男性社員(当時71)が遺体で見つかった事件で、県警は、20代の男ら5人が関与した疑いが強まったとして、強盗殺人容疑で逮捕状を取り、来週にも同容疑で逮捕する方針を固めた。東京都内で「アポ電(アポイントメント電話)」と呼ばれる不審電話の後に起きた緊縛強盗事件で逮捕された男も含まれているという。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、5人は昨年2月25日夜、金品を奪う目的で同社に侵入、誉田(ほまれだ)一夫さんの両手足を縛って口付近に粘着テープを貼るなどし、窒息死させた疑いが持たれている。
5人のうち一部は昨年2月、東京都渋谷区笹塚2丁目の住宅に侵入し、高齢夫婦を緊縛して約400万円などを奪ったとして強盗などの容疑で警視庁に逮捕されている。この事件の前には資産状況を尋ねるアポ電があった。
県警は、男らが強盗目的で誉田さんが働く会社に押し入り、殺害したとみている。今回の事件では事前のアポ電はなかったとみており、犯行の経緯を調べる。
事件は昨年2月25日午後10時40分ごろ、誉田さんと連絡が取れないのを不審に思って会社を訪ねた従業員と家族が、同社工場の居住スペースで倒れていた遺体を見つけて発覚した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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