千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」で、5月中旬に飼育していたアジアゾウ6頭が体調を崩し、うち2頭が死んだことについて、園は16日、2頭の死因は細菌による腸炎の可能性が高いと発表した。同日、園内の2頭のお墓にそれぞれ木が植えられた。
2頭は、いずれもメスの30歳の「プーリー」と35歳の「ミニスター」。他の4頭とともに、5月14日から下痢や食欲低下などの症状があり、プーリーは同16日の未明、ミニスターは午後にそれぞれ死亡した。
死後に解剖、死因を調査
同園では、ミニスターを死後に解剖し、約1カ月間、タイ王国のゾウ専門医療施設や国内外の大学と連携して死因を調べていた。
病理検査をしたところ、なんらかの原因で腸内に元々いる細菌が異常に増えていたことがわかった。この細菌は腸内で毒素を作るといい、腸壁から出血する腸炎を起こしていた可能性が高いという。引き続き、腸炎を起こした原因を調べるという。
体調不良だった4頭のうち…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル