25日の大規模な豪雨災害から一夜明け、26日午後2時半過ぎ、森田健作千葉県知事が千葉県庁で記者団の取材に応じた。
これまでに県内で9人の死亡者を出し、東日本大震災以来の大災害となった今回の被害について森田知事は「県民の皆さまには命を守る行動、避難も含めて色々なことをお願いした。本当に自然の恐ろしさを改めて感じた」と沈痛な面持ちで口を開いた。
また今日になって茂原市や佐倉市など、被害の大きかった地区の視察をヘリで上空から行った森田知事は「まだまだ土砂の崩落などが生活道路において散見された。また(利根川水系にあたる)印旛沼周辺では冠水状態が続いており、排水ポンプなどで作業に当たっている。ただ雨は止んでいるので、いい方向に向かって行くのでは」と話し、一日も早い復旧に向けて期待を示した。
その一方、土砂の崩落など大自然の脅威を目の当たりにしたことを受け「またこんなことが起こったら大変だ。これをどうやって止めたらいいのか。国にはしっかりとした、根本的な指針を出していただきたい。県も指導を受けながら頑張っていきたい」と続けるも「自然の力の大きさには…」と言葉を詰まらせる場面も見られた。
9月以降、台風などの相次ぐ自然災害に見舞われている千葉県だが、拡大の様相を呈する被害状況については「もちろん復旧復興をやっていかなければならない。それと同時に、台風15号、19号、21号に関しても万難を排して対策に当たっている。その態勢を維持しながら、前へ、前へ推し進めていきたい。観光についても、自身が俳優出身であることを上手く生かしたPRを行っていきたい」と力強く語った。
最後に知事は「私たちが(俯きながら)こんなになっていたら、県民の皆様も『大丈夫か?』と不安になる。こういう時こそ前を向いて、こういう時こそみんなで頑張ろうという気持ちを強く持ちたい。何といっても、被災者の皆さまの生活再建が大事。国にもお願いするし、県としても財政支援を行っていきたい」と締めくくった。(AbemaTV/AbemaNEWSより)
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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